【時短】アイドルMVは1時間で製作(撮影~編集)してた話。

【時短】アイドルMVは1時間で製作(撮影~編集)してた話。

この記事で扱うMVとは、大きい媒体に出すため(地上波や街頭ビジョンなど)のMV・こだわった(凝った)MVを作りたい人には向きませんので、その辺りはご理解ください。
あくまでも、オリジナル曲できたしMV無いと格好つかんよね~ぐらいの感覚の方向けです。

実際に作った物

LUAR『Enigma Liar』
asterisk* west『無色の色』
first prequel『Down The Rabbit Hole』

要る物

・動画撮影可能なカメラ・・・ミラーレス一眼などが好ましい・レンズは24~80mm(フルサイズ換算)程度の標準レンズ
・ジンバル・・・ミラーレス一眼が載せられるぐらいのペイロードの物(2~3万ぐらい?)
・三脚・・・最大高150~170cmぐらいのものであれば大丈夫です。
・PC・・・Adobe Premiereが動作する物で且つマルチカメラが使える物
・必要に応じてレンタルスタジオ

撮影準備

「背景を何にしたいか」

今回はこれを決めれば大方撮影準備は終了です。
とはいえ、背景もいろいろあるので決めかねるかとは思いますが・・・
一番無難な選択をするならば・・・

白ホリ
鉄板です。

また、サイズについてですが・・・
もちろん、広ければ広いに越したことは無いのですが、レンタルスタジオであれば料金は面積に比例します。
なので、これをクリアすれば大丈夫という寸法でいけば
幅 5~7m以上・奥行 8~10m以上・天高 2.7m以上
お気づきに方もいらっしゃるかもしれませんが、キャパ200~300ぐらいのライブハウスのステージ+客席ぐらいということです。(10人越えのグループであれば、1.5~2倍程度幅のあるスタジオを使いましょう。)

なお、もちろんこの撮影方法では外ロケも可能です。
アイドルMVでは砂浜なんか鉄板ですよね。
もちろん、可能です。
しかしながら注意が必要です。
天候です。
晴れている日は避けた方が無難かもしれません。
雲や太陽の位置などで画が変わりますし、何よりもカメラ側の設定をこまめに調整しないとならなくなるからです。
それ故に、薄曇りぐらいがベストです。
また、外ロケする際には、撮影許可や周辺の他の人の迷惑にならないように注意しましょう。

いざ撮影!

ということで、撮影地も決まったということで、撮影しましょう。
絵コンテは必要ありません。
5カット程撮れば撮影完了です。

カメラはマニュアルモードにして、シャッタースピードと絞り・ISO感度・ホワイトバランスを固定します。
この際に光源が何かにより多少異なりますが、白熱電球(同色のLED)は2700~3200K・太陽光であれば4200~4800K前後、蛍光灯であれば5000~5500Kが目安です。

次にカメラをジンバルにセットしてください。

次に撮影開始は必ず楽曲のスタートの5秒前から行ってください。

①前後カット×2回程度
楽曲のスタートにはめいっぱい引いた広い画からスタートして、大体4または8拍で前進・後の4または8拍でバックです。
一番前まで前進した際に、端のメンバーが切れてしまっても、歌を歌っているメンバーが入ればOKです。
※スタートを目いっぱい引いた画にしておくと、楽曲スタートの際に物凄く使いやすく、最後のカットが段々引いていくカットにすると様になります。
※レンズの焦点距離は28mm程度にセットしておきましょう。

②歌割メンバーに寄って行くカット(ライブと同じくダンスあり)×2回程度
歌のセクションは歌割を回していくことが多いかと思います。
その歌割が来ているメンバーに寄っていき、次のメンバーになったらそちらへ寄っていきの繰り返しです。
イントロや間奏・アウトロはダンスを広めに撮っておいたり、スタジオに脚立があったりする場合は脚立に登って俯瞰視点のようなアングルで撮影するなど、遊びカットを撮っておきましょう。
※レンズの焦点距離は35mm程度にセットしておきましょう。

③各メンバーの歌カット+インサートカット
このカットはメンバーにカメラに向かって歌ってもらいます。
イントロや間奏・アウトロは、色々なポーズをとってもらってください。
恐らくシンバルで撮っていると腕も疲れて来ると思うので、三脚に固定した方が無難かもしれません。
また、大体メンバーが画面の6~7割程度のサイズなるように少々寄り気味のズームの画で撮影しましょう。
メンバーが多い場合はカメラが何台か用意して、すべて同じ設定にして一気に同じように撮ると時短になります。
※カメラの焦点距離は50~60mm程度にしましょう。



撮影完了です!
恐らくこの手順を手早く行えば45分程度かと思います。

いざ編集!

さあ、撮ってきた撮影素材をPCに取り込んで、編集スタートです。
Adobe Premiereに読み込ませてください。
恐らく、上記の撮影手順でメンバーが3人であれば7カット程度になっているかと思います。

取り込みが終わったら、その素材を全部選択して、マルチカメラを選び、「同期ポイント」は「オーディオ」選んで「OK」をクリックします。

すると、マルチカメラシーケンスができたら、シーケンスに貼り付けたら編集スタートです。
プログラムモニターをマルチカメラのページに切り替えると同期された映像が表示されるかと思います。
まず、スタートのカットを選びます。
一番無難なのは「撮影」の項の①で撮影した「前後カット」で引きからスタートする一番良いと思われるカットを選択します。

これで準備完了です。

再生を開始します。
Adobe Premiereでは、初期設定であればキーボードの数字キーにカメラが割り当てられているかと思います。
〇番~〇番は前後カット・〇番~〇番は歌割カット・〇番~〇番はメンバー歌割カットという程度に把握した上で、リズムに合わせてキーボードの数字を叩いていきます。
プログラムモニターやマルチカメラのプレビューも見る必要がありません。
リズムゲームのようにリズムに合わせてキーボードの数字を叩いていきます。
1つポイントがあるとしたら、サビの頭は前後カットのいずれかにすると様になります。

最後までキーを押し終えたら、プレビューしてみます。

既に案外様になったMVになっているかと思います。

後は、プレビューを見ていって「歌割カットが別のメンバーになっている」・「誰も映っていない(壁しか映っていない等含む)」このようなカットを見つけたらマルチカメラのプレビューを見て、適切なカットに差し替えます。
このタイミングでようやくマルチカメラのプレビューを確認する程度です。

仕上げ~完成!

カット割りが終わったら、冒頭に曲名やグループ名を入れたりお好みに合わせて挿入します。
楽曲音源も、レコーディングした音源に差し替えるのをお忘れなく!
次にはレイヤーの最上部に調整レイヤーを入れて、そこにLumetriカラーツールを使い、映画っぽいフィルターやフィルムっぽいフィルターなどお好みを試します。
お好みのフィルターが決まったら、開始ポイントと終了ポイントを設定し、エンコードです。

エンコード設定については、YouTube フルHDや4Kなど撮影素材に合わせましょう。
フレームレートは23.976がおすすめです。粗がごまかせます。

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