【経費公開】アイドル衣装にいくらぐらい掛けてるの?【アイドル運営のお金事情】

【経費公開】アイドル衣装にいくらぐらい掛けてるの?【アイドル運営のお金事情】

一言で「アイドル衣装」といっても様々ですが、アイドルは皆「衣装」と名の付くものを着てライブなどのステージに立っているわけです。

まず大きく分けて2種類です。

既製品オーダーメイド

もちろんのことながらオーダーメイドの方が金額は高いわけですが、事情や用途がそれぞれ異なったり一長一短はあります。
「アイドル衣装屋」でもある自分の視点も含めて少し書いていこうと思います。

既製品の場合

つまり、お店で売っているものです。
もちろんですが、オーダーメイドより遥かに安上がりです。

例:青山外苑前学院と堀江学院の場合

参考画像(織部さおり高梨優菜

ざっくり、1人 3,000~5,000円前後です。


つまり、ご存知の方も多いかと思いますが、ボディラインのコスプレ用セーラー服です。
この記事を書いている日は、1着 4,400円で販売されており、セールやアウトレットの日には2,000円以下で販売されている日もありました。

ちなみに、在庫処分セールの日に1着1,100円で買いました。

今回は、上野恩賜公園野外ステージの改修前ラストステージという企画のもと、いわゆる復刻版みたいな形で、青山外苑前学院と堀江学院コラボライブを企画しましたが、約5年前にこの2グループが活動していた際は、両グループ共「学院」と付くことから「研究生」のような扱いにて運営を行っており、「●●●研究生とかでは芸が無いな」と考えた時に「学校オマージュ」にしようと考えた訳です。

当時は、セーラー服・スカートのセットを2,000~3,000円前後で楽天市場のボディラインで買ってきて、靴下と靴(上履き)を支給するというスタイルでした。

大まかに計算すると・・・

セーラー服・プリーツスカートのセット 2,000円
上履き  700円
ハイソックス 1000÷3=333円(3足セットのため)
合計 3,033円
※2017年頃の価格

値段もお安いですが、更に利点でいえば何か「小物が欲しい」や「足りない」等々あっても、ホームセンターやスーパー、100円ショップなどに駆け込めば何とかなったことでした。

よくあるアイドル衣装になる既製品

まずは王道の制服系。

↑こちらは特に上野公園野外ステージでは、「物販がはねる」と、他の事務所のアイドルも結構来ていたイメージ

最近ではこういったピンクの可愛らしい変わり種とかも多かったですね。



次に多く見られたのは「メイド」系ですね。

そのほかにも、こちらのようなものも見かけられた方も多いんじゃないでしょうか。

オーダーメイドで作ってもらう場合

参考画像(夏芽まこ

この記事では、外注するという前提でお話を進めていきます。
「運営さん自身が衣装を作れる」や「衣装製作部を社内に有している」は基本的にはレアケースかと。

兎にも角にも、おいくら万円かかるの?

仮に5人グループで全員ほぼデザインが同じで且つ極端に華美でないと仮定して例にするとしましょう。

デザイン費・パターン製作費 60,000円
縫製等の工賃 40,000円×5人分=200,000円
生地代・装飾代  15,000~20,000円×5人分=75,000~100,000円
合計 335,000~360,000円(税別)
つまり、1着単価に直すと67,000~72,000円となります。
※それぞれの費用の詳細や用語については後述します。

なお、この見積もりは我が社の場合です。
idol-campus.com/?page_id=6402

「デザイン費・パターン製作費」については1着でも10着でもグループ内で大幅にデザインが変わらなければ一定のため、点数が増えれば増えるほど割安になります。

ちなみに、デザインとはそのままどのような衣装を作るかということですので、形や色などを決める作業ですね。
次に「パターン製作」と聞いてピンと来ない方もいらっしゃるかと思いますが、中学ぐらいの家庭科で習ったかもしれませんが、「型紙」の製作です。
つまりは、打ち合わせ等々で決まった衣装のデザインを形にするための設計図です。
更に、「縫製等工賃」については、デザイン(仕様)と設計図と生地があっても、それらを生地を裁ったり・縫ったりと加工しなければ形になりませんので、それらの作業の工賃です。

そして、生地や装飾ですがこちらはそのままで材料費です。
上のおおまかな金額の内訳では1着分15,000~20,000円と記載しましたが、これは相場です。
装飾が少なくシンプルにすれば安く抑えられますし、華美にすればするほど高くなります。
また、上の内訳には記載しませんでしたが、プリント生地や刺しゅうなどでグループのロゴを入れたいや複雑な模様を入れたいなどといった場合には専門的な印刷会社なども絡むことになり、青天井に費用は増大していきます。
極端な例ですが、1着で100万円を超える場合も無きにしも非ず。

どこに衣装製作依頼するの?

衣装製作部がある会社を経営している本人が書くブログに「どこで衣装製作を依頼できるか」と書くのも野暮かもしれませんが、ステージ衣装製作会社フリーランスで衣装製作を請け負う個人などです。
試しにGoogleで「アイドル衣装製作」と入れて検索すれば、多数出てくると思います。

先ほどの見積もりはあくまでも、我が社の相場的なものです。
もちろん、5人分を「20万円以内で」とかでも請け負ってくれる会社や個人はあると思います。知らんけど
実際のところ予算や作りたい物など事情は様々かと思うので、衣装を作るとなったら色々な会社や個人に聞いてみるのも手でしょう。

もちろんですが、漠然と聞いても相手が困ってしまうケースもあるので、問合せをする際には必ず準備は必要です。
依頼するのに、何でも良いわけではないですよね。

見積もりや問合せする際の準備とは・・・?

まず服に関してあまり「知識が豊富で無い」という前提でこの章は書きます。
服飾には専門用語も多々あります。
それらを操れれば、それらを駆使すれば良いですが。

まず、アイドル衣装ですので、自身が運営しているアイドルが着るわけですので
「こういう雰囲気の衣装が良い」みたいなふんわりとしたイメージはあるはずです。
言葉で伝えれれば良いですが、実際のところ言葉だけでは自分が思っている事の1/10ぐらい伝えられれば御の字といった具合でしょう。
四の五の言わずに画像を準備しましょう。
どんなにオリジナリティ高いアイドルグループだったとしても、市場には雰囲気の似た衣装や服が存在するはずです。
もちろんですが、その画像と同じ物を作るわけではありません。
雰囲気を説明するだけなので、トップスはこれ、スカートはこれみたいな形で複数の画像に渡っても良いのです。
まず、オリジナル性と複雑性ともに高い衣装を作りたい場合は、それなりの知識(ボキャブラリー)が必要です。(つまり、この章は「知識が豊富で無い」ことを前提としているため、それには該当しませんね。)

また、予算があるのであれば予め伝えましょう。
色々とやりたいことが山々なのは分かりますが、装飾などを増やしたり、複雑になればなる程、費用は青天井に上がっていきます。
もちろん、青天井に経費を捻出できるのであれば関係無いですが。

ちなみに、打ち合わせ後仕様確定したら基本的に仕様(デザインや形、色、素材、構造に関わる事)は変えられません。
「これぐらいならちょっと変えられるでしょ?」とお思いになる場合もあるかと思いますが、衣装は立体的な構造物のため、Adobeのイラストレーターやフォトショップのように、ボタン1つで色や形は変えられないのです。
その為、打ち合わせ時にわからないことは知ったかぶりせずにちゃんと聞きましょう。
言葉で伝えられないことは画像や動画などを頼りましょう。
後から何とかはなりません


フィッティングのときに「イメージと違う」とならないために。

最後に・・・

手前味噌ですが・・・

オリジナル衣装製作
idol-campus.com/?page_id=6402

セミオーダーの衣装
capri-cos.com/

衣装のサブスク
capri-cos.com/?page_id=10330

こちらです。

アイドル運営の実践録カテゴリの最新記事